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夏の食中毒予防 つけない!増やさない!やっつける!
2022.07.18 おすすめ記事

夏の食中毒予防 つけない!増やさない!やっつける!

食中毒を引き起こす主な原因は「細菌」と「ウイルス」ですが、蒸し暑い6〜8月は細菌を原因とする食中毒が増えます。食中毒を引き起こす細菌の多くは、室温(約20℃)で活発に増殖し始め、人間や動物の体温ぐらいの温度で増殖のスピードが最も速くなります。家庭での食中毒の発生数は、2021年は約15%程。美味しい食事を安全に食べて元気に過ごすためにも、食中毒予防の基本的な知識を身につけて、自然と日常生活で実践できるようになれると理想的ですね。

食中毒予防の三原則 つけない 増やさない やっつける

まず、細菌による食中毒を予防するためには「つけない」「増やさない」「やっつける」の三原則があります。
食中毒は、その原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着し、体内へ入り込むことで発生します。食中毒を防ぐために、細菌の場合は、細菌を食べ物に「つけない」、食べ物に付着した細菌を「増やさない」、食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」という3つのことが原則となります。

食中毒を防ぐ6つのポイント

家庭での食中毒予防は、食品を購入してから調理して食べるまでの過程で、どのように細菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」を実践していくかがポイントです。
食中毒予防の三原則を頭の片隅に入れつつ、次の「食中毒を防ぐ行動ポイント」を理解していきましょう。
これが日常的に行えるようになると、食中毒のリスクも下がり、衛生的な食生活を送れるようになるでしょう。


食中毒を防ぐ行動ポイント

  1.買い物では
  2.家庭での保存は
  3.下準備の時
  4.調理する時
  5.食事では
  6.残った食品は


1.買い物では

・ 肉や魚などの生鮮食品や冷凍食品は、最後に買い物し、速やかに帰る
・ 肉、魚、野菜等の生鮮食品は新鮮な物を選ぶ
・ 消費期限や賞味期限を確認する
・ 購入した肉や魚のパックは、肉汁や魚等の水分がもれないようにビニール袋などにワンパックずつ入れる

2.家庭での保存は

・ 冷蔵食品や冷凍食品は、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れる
・ 肉や魚はビニール袋や容器に入れ、冷蔵庫の中の他の食品に肉汁等がかからないようにする
・ 肉、魚、卵などを取り扱う時は、取り扱う前後で、必ず手を洗う
・ 冷蔵庫や冷凍庫は詰めすぎない(冷蔵庫や冷凍庫の7割程度が目安)
・ 冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下を保つ

3.下準備の時

・ 台所は、整理整頓し清潔な状態にしてから始める(調理台の上は整理整頓できているか、清潔な布巾など準備、ゴミが捨てやすいようにゴミ箱を準備、など)
・ 下準備の前に、石鹸で手を洗う
・ 生肉、生魚、卵を取り扱った後は、石鹸で手を洗う
・ 野菜などは流水できれいに洗う(カット野菜もよく洗う)
・ 調理途中で、鼻をかんだり、トイレに行ったり、ペットなど動物に触ったり、おむつを交換した後も石鹸で手を洗う
・ 生肉や生魚等を扱う際は、生肉や生魚の汁が、生で食べる物や調理済の料理にかからないようにする
・ 包丁やまな板は、肉用、魚用、野菜用と別々に揃えると安全
・ 解凍は、冷蔵庫の中や電子レンジで行い、自然解凍は避ける
・ 料理に使う分だけ解凍し、解凍できたらすぐに調理する ※冷凍や解凍は繰り返さない

4.調理する時

・ 調理を始める前に、もう一度台所を整理整頓し清潔にする
・ 調理を始める前に、もう一度手を洗う。
・ 加熱調理する際は、十分に加熱する
・ 加熱調理の目安は、中心温度75℃1分以上(肉を焼く時は十分意識して)
・ 盛りつける際は、清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器へ調理したものをのせる
・ 使用後の布巾は煮沸した後、しっかり乾燥させる
・ 使用後の調理器具は洗った後、熱湯をかけて殺菌する(特に、生肉や魚を切ったまな板や包丁)※台所用漂白剤の使用も効果的

5.食事では

・ 食事の前には、必ず手を洗う
・ 作った料理は、長時間室温で放置しない

6.残った食品は

・ 残った食品を扱う前も、手を洗う
・ 清潔な容器に保存する
・ 残った食品が早く冷えるように、容器へ詰めるのがコツ
・ 残った食品を温め直す時は、十分に加熱する ※味噌汁などは沸騰するまで加熱する
・ 保存期間が長くなってしまったら、思い切って捨てる
・ ちょっとでも怪しいと思ったら、食べずに捨てるな